2025年4月20日に行われた「VCT Pacific 2025 Stage 1」グループオメガの最終戦において、日本のZETA DIVISION(以下、ZETA)は韓国のNongshim RedForce(以下、NS)と対戦し、マップカウント1-2で敗北した。
この結果、ZETAはグループステージでの敗退が決定し、プレイオフ進出の望みが絶たれた。一方、NSはこの勝利によりプレイオフ進出を決めている。
ZETA DIVISION、最終戦で敗れプレイオフ進出ならず
Nongshim RedForce戦、あと一歩及ばず
グループステージ突破には勝利が絶対条件だったZETAにとって、このNS戦は運命を決める一戦であった。2マップ目は取り返したものの、最終マップでは攻守交代後、攻めでの取得0本と苦しみ、勝利を掴むことはできなかった。
1マップ目:ロータス
1マップ目はロータスで行われ、ZETAは6-13でこのマップを落とした。Nongshim RedForce側ではDambiがK/D/A 23/13/6、ACS 354という圧倒的なパフォーマンスを見せチームを牽引した。一方のZETA側は、XdllがチームトップとなるK/D/A 15/15/5、ACS 223を記録したが、マップ取得には至らなかった。

NSエコのラウンド、ネオンウルト+スライディングのTENTENにシェリフで対応を見せるmargaret。スリフティでマッチポイント獲得となった。
2マップ目:パール
2マップ目はパールで行われ、ZETAが13-11で接戦を制し、マップカウントを1-1に戻した。ZETA側はTENTENがK/D/A 20/18/6、ACS 237でチームを牽引。Nongshim RedForce側ではMargaretがK/D/A 27/13/5、ACS 313と個人技で光る場面を見せた。

苦しいポジションながら、CLZがクラッチ。マッチポイント獲得後3本連取されOTもあり得たがなんとか逃げ切り13-11でMAP取得
3マップ目:スプリット
勝負の行方を決める3マップ目はスプリット。ZETAは前半を7-5で折り返すも、攻守交代後のアタックラウンドを1本も取得できず7-13で敗北。マップカウント1-2でシリーズ敗退となった。NS側はMargaretがK/D/A 20/8/5、ACS 271と活躍。ZETA側はXdllがK/D/A 16/14/1、ACS 209を記録した。

時間ギリギリの中設置を通され1vs1。絶望的な状況から思い切った前進でXdllがラウンドを取り切る。
試合結果
- スコア: ZETA DIVISION 1−2 Nongshim RedForce
- マップ詳細: ロータス (6-13), パール (13-11), スプリット (7-13)
この敗北により、ZETAのグループステージ最終成績は2勝3敗となった。グループオメガでは既にT1、TALON Esportsが3勝を挙げており、この試合で勝利したNSも3勝2敗となった。さらに、Rex Regum Qeonも最終戦を残して3勝1敗であり、ZETAが上位4チームに入る可能性は消滅した。
同じ日本チームのDetonatioN FocusMe (DFM) も別グループで敗退しており、日本勢はプレイオフを前に姿を消すこととなった。
- VCT Pacific 2025 Stage 1: グループステージ敗退 (最終成績: 2勝3敗)
Nongshim RedForceはプレイオフ進出決定
直接対決を制し、3勝目
1マップ目のロータスではDambi、2マップ目のパールではMargaret、そして3マップ目スプリットではiVyの硬い守りが光るなど、チーム全体で重要な局面での強さを発揮し、最終成績を3勝2敗としてグループステージ突破を決めた。
グループオメガ プレイオフ進出チーム
この結果、VCT Pacific 2025 Stage 1 グループオメガからは以下の4チームがプレイオフに進出することになった(順位はRRQ vs TS戦の結果により変動の可能性あり)。
- Rex Regum Qeon (RRQ)
- T1
- TALON Esports (TLN)
- Nongshim RedForce (NS)
ZETA DIVISIONは最終成績2勝3敗となり、グループ5位以下でStage 1を終えることとなった。